モバイルでどこまで仕事できるのかやってみた

モバイルでどこまで仕事できるのかやってみた

Clock Icon2015.08.20

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こんにちは、せーのです。 お盆も終わり、夏季休暇でリフレッシュできましたでしょうか。またエンジンかけていきましょう。 感覚を取り戻すために、軽めのTipsを書いてみたいと思います。

モバイルコンピテンシー取得しました

さて弊社クラスメソッドはこの度「APNモバイルコンピテンシー認定」というのを取得しました。これは簡単に言うと「クラウドとモバイルを使った事業の経験やノウハウが沢山ありますよ」というものです。この名に恥じないように日々精進していく所存です。

モバイルでも充分仕事ができる

かつては「会社のPC」じゃないと実質仕事はできないものでした。データは会社のPC内かファイルサーバーにあったり、ネットワーク上のサーバーは会社のIPのみアクセス可能なようになっていたりして、結局会社に行かないとわからないことが多い、と打ちのめされた経験のある方も多いかと思います。 今はリモートワークや在宅勤務の機会も増え、データはクラウドに保管され、アクセスはVPNを通じて行うことができるため、「自宅のPC」からでも仕事が出来るようになってきました。 さてここで一つの疑問が。「自宅のPC」からは仕事が出来ても「自宅のモバイル」から仕事はできるでしょうか? 数年前には「PCの代わりにこれからはタブレットだ」なんて合言葉でiPadを持ち歩いていた人たちもいました(私もその1人)が、結果的に「Officeがないと仕事にならない」「PCに比べて操作性が悪く生産性が落ちる」「ファイルのやりとりがスムーズにできない」という問題に当たりまくった結果、そっとノートPCに戻した、なんて経験がある方もいると思います。私はそうでした。

しかし時代は変わりました。今や若い人は「PCよりモバイルの方が使いやすい」なんてモバイルネイティブも現れ、プライベートで買い物をしていてもレジがタブレットになっていたり、受付がタブレットになっていたり、仕事でも業務アプリをデスクトップ用に開発することは減っていき、代わりにモバイルはアプリで、デスクトップはブラウザで業務をこなす、という企業が大変増えました。ここらへんはchromeの進化も関わっているのかと思います。

つまり今ならモバイルでも生産性を落とさずにサクサク仕事ができるはず!ということで普段やっている業務をなるべくモバイルでこなすように実験してみました。私はApple派なのでiPhone6 PlusとiPadを使いました。

コミュニケーション系

chatwork

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同僚とのやりとりにはchatworkを使っています。こちらはiOS/Androidにchatworkアプリがるのでなんの問題もありませんでした。普段からWebよりスマホアプリの方をよく使っているので、特に生産性が落ちることもなく、通知が来る分わかりやすくていいですね。

skype

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お客様とのやりとりにはskypeを使うことも多いです。こちらもモバイルアプリでクリアです。昔に比べてwi-fiだけじゃなく4G回線で映像ミーティングしても止まったり途切れたりすることがなくなりましたね。ただ常時立ち上がっていると少し電池の減りが早いかな、と感じました。ここらへんうまいことメールやポータルを組み合わせて使いたいですね。

slack

最近はコミュニケーションツールとしてslackを使う人が非常に増えてきました。こちらのモバイルアプリは若干操作性がこなれてないかな、と感じました。返信する時にFacebook風に「@◯◯」と打って人を選択するのがちょっとめんどくさい。chatworkのようにメッセージをタップしてReplyできるようになったらいいな、と思います。 あと複数のslackを使う時にswitch Termsというのを使うのですが、これ少しわかりにくかったです。TwitterのTweetDeckやGoogle Calendarのモバイルアプリのようにもっと横断的に使えるといいな、と思いました。

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Backlog

お客様とのやりとりにはBacklogが欠かせないツールとなります。こちらのアプリもslack同様複数のBacklogを行き来するのにちょっとストレスがありました。コミュニケーションとしてはWebアプリとほぼ遜色なく使えました。が、このアプリの最大弱点として「課題の追加ができない」という壁がありました。外出中に振られた課題に対応して返答する分には問題ないのですが、自分からみんなに投げかけるにはchromeからアクセスした方が便利でした。

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Google Hangout

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クラスメソッドは色々な場所でみんなが働いているので、社内会議は大体Hangoutになります。iOSのHangoutはかなり進化していまして、skypeと比べても全く見劣りせずに会議が出来ました。私がiPhoneのHangoutで移動しながら参加していることに気がつかない同僚もいるくらい、全く違和感ありませんでした。これはすごい! skypeもそうなのですがやはり映像をケータイの回線で飛ばすというのは結構負荷がかかるので、できればカメラを切って音声のみでやった方がいいです。自分が話す番だけカメラをつけてコミュニケーションを取るとスムーズにいきます。Hangoutはアクセスすると速攻カメラ、マイクオンでつながってしまうのでアクセス前にカメラやマイクをオフの状態で繋げられるようにして欲しい、と個人的には思いました。

AWSマネージメントコンソール上の作業

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私はAWSのソリューションアーキテクトをしているのでマネージメントコンソールがさわれないとお仕事になりません。AWSマネージメントコンソールのアプリ、というのがiOS版でも出ているのですが、こちらはWebのマネージメントコンソールの全機能が使えるものではありません。なんといっても複数のアカウントをまたいで作業できる「Switch Role」がアプリでは使えません。これは痛い。 なのでマネージメントコンソールはchromeアプリからWebを通じて操作した方がいいです。逆に言うとchromeアプリは非常に良く出来ているので普段と全く変わらない感覚でマネージメントコンソールが扱えました。

MFA

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マネージメントコンソールにログインする際にはMFA(他要素認証)をかけておくのがセキュリティ上必要です。MFAのソフトは色々有るのですが私はmacでもwindowsでもiOSでも使える「Authy」を使っています。これだと同期が取れるのでモバイル上で追加したMFAをchrome extensionのAuthyから使用することも可能なので便利です。

パスワード管理

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Webで複数のマネージメントコンソールを使う際にはパスワード管理ソフトを使ってパスワードを管理すると便利です。私はこれもデスクトップ、モバイルで同期が取れる、という理由で「1 Password」と「LastPass」を併用して使用しています。ただWebのログイン画面と1 Passwordアプリを行ったり来たりするのがちょっとめんどうなので、chromeと連携してくれると非常に助かるんですけどね。

サーバー内の操作

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各種APIを叩いたり、稼働中のEC2の中身を調べる等、CLIはどうしても必要になってきます。macでは「iTerm」を愛用しているわけですが、モバイルにはiTermはありません。代わりにモバイルでは「Prompt」を使用しました。これも昔はTabキーが打ちにくかったり色々と操作性に難があったのですが、Prompt2になって操作性が一気に上がり、とても使いやすくなりました。 EC2のログインには秘密鍵が必要ですが、これは事前にiTunesで転送しておくか、鍵ファイルを開いて中の文字列をクラウドに保存しておき、それをモバイル側でコピペしても使用できます。リストがでるのでiTunesで転送しておくほうが便利ですが、すぐに使いたいときように鍵の開きも用意しておくと良いかと思います。 結構厳しかったのは「多段SSHができないこと」。これ意外と使う機会が多いのでアップデートで適用してもらえるとありがたいです。

ブログを書く

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これは一般的ではないかも知れませんが、私達にとってはこれが出来ないと仕事になりません。ブログを書くエディタは「Write」を使いました。Markdownのスムーズさ等、使い心地ではこれが飛び抜けているように感じます。最近はwriteのmac版も出ているのですが、こちらは逆に余り安定していないので使っていません。こちらで文章を書き、WordPressアプリにコピペしてpublishしています。

AWS Black Beltを聴く

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AWSには「Black Belt tech Webinar」というAWSのサービスについて詳しく解説してくれるWebストリーミング番組を毎週水曜日の18時から1時間開催しています。勉強のためにこれを毎週聞いているわけですが、これをモバイルで聞くには「Adobe Connect」というアプリをインストールしておけばOKです。事前に登録しておくと前日にリマインダーのメールが届くので当日メーラーからアクセスするとWebブラウザが開き、そこでメールアドレスを入れてボタンを押すとAdobe Connectアプリが開いて中継がスタートします。AWSに興味のある方は仕事帰りのカフェ等でBlack Beltを見ながら勉強してみるのもいいかと思います。

プログラムを書く

コードを書くこともたまにあります。最近はブラウザのコードエディタがかなりしっかりしてきているので、大抵はこれで事足りてしまいます。私はアプリとしては「JASIC」と「Textastic」を状況によって使い分けていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。結果としては「モバイルのみで仕事をしても(ほぼ)不都合はない」と感じました。 もちろんCPUやメモリはPCに比べて限度があるのでガッツリ開発したりするときにはPCでやった方がいいのは間違いないのですが、iPadとモバイルキーボードを一度持ち歩くと新macbookすら重く感じてしまうのです。 ポイントとしては「モバイルキーボードは多少コストをかけてもいいものを」「chromeアプリでWebから操作したほうが使いやすいものはアプリがあってもWebから操作する」の2つです。 それではみなさんもモバイルを効果的に使いながら上手に仕事をしていきましょう!

あ、ちなみにもうおわかりかと思いますが本記事と弊社がモバイルコンピテンシーに認定されたことは全く関係ありません

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